流氷リゾート オホーツク紋別
オホーツクの海を流れ北海道に辿り着く流氷。大陸の大河で間宮海峡に流れるアムール川の自然の中でつくられた氷が徐々に大きくなりオホーツクの海を旅し北海道の沿岸まで南下してきます。世界で最南端の流氷です。また海水ではないのでロックアイスにもなっているとか・・
著者の住む美瑛町から日帰りでの流氷リゾート観光です。以前にも流氷は何度か見たことはありますが、ぎっしり接岸した流氷では、どこが海なのか判りにくく、ぷかぷか流れてくる流氷が見たく、3月上旬に狙いを定めて、海上保安庁の流氷情報や、紋別ガリンコ号の情報、天気予報を調べつつ・・ 一旦は沖合に遠のいた流氷が再び流氷観光船の航行エリアに戻ってきたタイミングで向かいます。
網走でも、おーろら号が流氷観光船として就航していますが、旅行業の友人からドリルのような砕氷機器のある紋別のガリンコ号を勧められたのと日帰りの都合で比較的近い紋別のガリンコ号です。
訪問した2025年3月9日は、砕氷船ガリンコ号二隻のうち1997年から就航しているガリンコ号2の流氷観光船としての最後の航海、来年からはガリンコ号3のみの運行のようです。
乗船手続きをしてQRコードが印字されたチケットを入手、予約していた14:30出港便まで時間があったので近くのアザラシランドでアザラシの食事タイムを見学。アザラシたちのコミュニケーションも見れて可愛かったです。
ぬいぐるみタイプのカニの爪が人気だったようで完売の表示が目立っています。
乗船場に戻り40分ほど並んでガリンコ号3に乗船、撮影しようと上層階サイドデッキの一番船首よりのスペースを確保、出港してすぐ係の人が閉鎖していた前方デッキを開放してくれたので移動です。すぐ下には大きなドリルタイプの砕氷機器2機が見えます。出港後10分程で最初の流氷帯が現れ、砕氷船だけに減速こそしたものの避けることなく直進します。流氷を砕いて進み続けます。徐々に陽が刺し、ときおり海鳥が現れたり、知床半島を見渡せる穏やかなオホーツク海の航行です。比較的大きな流氷も砕いて進みます。30分先に出港のガリンコ号2も視界に入り、この日が最後と思われる沖で航行中のガリンコ号です。
2025.4 ガリンコ号Ⅱの感謝のクルーズがあったので、再び紋別を訪れます。
28年間オホーツク紋別の海で流氷クルーズの醍醐味で人々に感動をもたらしたガリンコ号Ⅱ船舶としても今月がラストとのことです。
雪解けで先月から一転ガリンコ乗船場付近の芝も現れています。展示中の初代ガリンコ号と、水陸(氷上)両用の試験機も間地かで見学可能です。
ガリンコ号Ⅱに乗船、二階サイドデッキの一番前方の場所を確保、流氷がなくても航行中はドリルが回転し続けています。紋別港の防波堤の外に出ると波しぶきが二階デッキまで舞い上がります。迫力のクルーズです。
クルーズの後は紋別の街を一望できる紋別スカイタワーに向かいます。近い道は冬季投通行止でゲートが閉まっています。スキー場横の道を車で登り入館、ここはテレビ塔でもあるようです。展望フロアより紋別の街を一望、流氷シーズンも開館しているようです。また冬期はスキー場の山頂でもあり、リフトでの盗聴も可能です。展望を終え一階で無料の珈琲を頂いていたら強い雨が降りだしたので少し待機。すぐに収まり晴れ間が現れます。そして虹が出たので、再び展望フロアに上がり撮影。
その後はコムケ湖を観て湧別、遠軽とめぐってきました。
流氷リゾート紋別ガリンコ号